猫ちゃんが嘔吐して震えているのを見たらびっくりしますよね?
もしかして寒いのかな?どこか痛いところがあって震えているんだろうか?それとも病気かも!?なんて、想像たくましくいろいろなことを考えてしまうかもしれません。
しかし、猫ちゃんが震える原因には心配のないものと、病気など心配のあるものとの可能性が2通り考えられるんです!
今回は、猫ちゃんが嘔吐して震えていた場合何が原因なのか?考えられる病気についてお話ししていきます。
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猫が嘔吐して震えていた!いったい何が原因なの?
猫ちゃんが震える原因には「心配のないもの」と「心配のあるもの」の2通りがあります。
心配のない震えは「加齢による筋力低下や筋肉疲労」「ストレス」「レム睡眠」があります。
また、すぐに病院に連れて行く必要のある心配のある震えには「腎臓や肝臓の病気など」「中毒」「てんかん」などが考えられます。
まずは心配のない震えについて見ていくことにしましょう。
加齢による筋力低下や筋肉疲労
これは高齢の猫ちゃんに多い原因で、加齢により筋肉が低下してしまったことにより、少し動くだけでも疲れてしまうことにあります。
また、高齢猫は体温調整が苦手なので、低体温になっている可能性も考えられます。猫ちゃんの身体が冷えていないか、呼吸が荒くなっていないかなどをしっかりチェックしましょう。
ストレス
猫ちゃんは環境の変化に敏感でストレスを感じやすい動物です。
極度な恐怖に陥ったり急に他の猫と同居することになったり、知らない人が遊びに来たなど…不安になる要素があるとストレスを感じます。
>>先住猫がストレスで吐く時は子猫が原因!?正しい多頭飼いの始め方
猫ちゃんがストレスを感じると暗くて狭い場所でうずくまったり、瞳孔が開きひげや耳が後ろに向いたりするのでよく観察しましょう。
レム睡眠
猫ちゃんは一日中よく眠りますよね?そんな時に手足がびくびくっと震えているのを見たことがある飼い主さんもいるでしょう。
これはまだ眠りの浅いレム睡眠の時に起こりやすいです。特に心配いりませんが、その他の症状が出ていないかよく見てあげましょう。
上記3つの原因は特に心配ないとはいっても、状況によっては深刻な症状を引き起こすこともあるので、安易に考えないで猫ちゃんの状態をよく見ておくことが大切です。
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猫が嘔吐して震えるときに考えられる7つの病気
猫ちゃんが嘔吐するだけではなく共に震えが見られるときには、重篤な病気が潜んでいる可能性も考えられます。
ここからは猫ちゃんが震えているときに気をつけた方がいい病気を解説します。
1、てんかん
猫ちゃんはワンちゃんに比べると、先天的なてんかんにはならないといわれていますが、ケガや病気による脳の障害によるてんかんは起こりやすいとされています。
てんかんの症状は震えの他にも意識がなくなったり、手足が突っ張り失禁したりする場合もあり、口からヨダレや泡を吐いたりすることもあります。
>>猫の嘔吐!泡を吐いたりよだれが出たりする原因は?対処法はあるの?
こちらの動画は、実際に猫ちゃんがてんかんの症状を起こしているところです。
猫ちゃんがガクガク震えて大変苦しんでいるショッキングな映像なので、自己判断で見てくださいね。
2、中毒
猫ちゃんが中毒になる原因にはいろいろあります。
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]●放し飼いの猫ちゃんの場合・・・外で腐った食べ物や虫やネズミ、除草剤のかかった草を食べてしまったなどの理由があげられます。
●室内飼いの猫ちゃんの場合・・・毒性のある観葉植物を食べてしまった、間違って薬品や殺虫剤がついてしまった身体を毛繕いしたなどの理由があげられます。
>>オリヅルランは猫ちゃんの天敵です!安全にオシャレに飾れるアイデアはコレ!
[/colored_box]中毒になると嘔吐するほかにも、口から泡やヨダレを吐き出す、震え、下痢、体温が高くなるなどの症状が現れます。
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3、腎臓の病気(尿毒症・水腎症・急性腎不全など)
猫ちゃんがかかりやすい病気NO1が腎臓の病気です。
尿毒症も水腎症、急性腎不全も、いずれも腎臓の機能が低下したことによる発症する病気で、嘔吐や下痢が激しいと思ったらだんだん食欲がなくなってきた、口が臭くなってきたなどの症状が現れます。
そして酷くなると震えや昏睡などの症状が起こり、最悪死に至ることもある恐ろしい病気です。
4、熱中症
人間でも熱中症は気をつけないとならない病気ですよね。
猫ちゃんが熱中症になると、嘔吐や下痢はもちろんのこと体温が異常に高くなり、目や口内が充血します。
また、ハアハアと苦しそうに呼吸が荒くなったり泡やヨダレを垂らしたりします。筋肉が震え、ふらついて倒れることもあるでしょう。
症状が悪化するとショック症状を起こす可能性もあり、死に至ることもあるので注意が必要です。
5、低血糖
低血糖は糖尿病の猫に起こりやすい症状です。糖尿病になると、人間と同じように猫ちゃんもインスリンによる治療を行います。
その過程でときに血糖が下がりすぎて、ふらつく、ぐったりする、食欲がなくなり震えが起こるなどの症状が現れます。
6、肝リピドーシス
この病気は脂質代謝異常が原因なので、肥満気味の猫ちゃんに起こりやすく、初めのうちはぐったりして寝てばかりいるなどの症状が現れます。
さらに酷くなると嘔吐や下痢、震えはもちろんのこと脱水症状や黄疸が現れることもあります。
7、猫伝染性腹膜炎
この病気は、ネココロナウイルスの一種である「猫伝染性腹膜炎ウイルス」の感染が原因で引き起こされます。
猫伝染性腹膜炎に感染している猫ちゃんとの接触により起こることが多く、子猫やシニア猫など免疫力の低い猫ちゃんが感染しやすい傾向にあるようです。
その症状は、まず発熱が見られ次第に食欲がなくなっていきます。そして嘔吐や下痢、震えや麻痺が起こります。
猫が嘔吐して震えているときはどうしたらいい?
猫ちゃんが嘔吐して震えだしたときにはいろいろな原因があることがわかりました。
しかし、実際に目の前で猫ちゃんが震え始めたらパニックになってしまい、冷静に判断できなくなるかもしれませんね?
そんな時のために、猫ちゃんが嘔吐して震えだしたとき、何を気をつけてみてあげたらいいのかをチェックしてみましょう。
[colored_box color=”light‐red” corner=”r”]●猫ちゃんが震えだしたときのチェック項目●
[check_list image=”check1-b”]- 嘔吐や震えの他にも気になる症状が現れているか?(食欲不振や下痢、黄疸など)
- 震えは一時的なものか?それとも継続して起こっているのか?
- どんな状態の時に震えているのか?(寒がっていたり、震えかたなど)
- 震える原因として思い当たることがあるか?(腐ったものや毒性のある観葉植物を食べたなど)
これらをしっかりチェックして猫ちゃんを動物病院に連れて行くようにしてください。
また、てんかんのような激しい震えやけいれんが見られた場合は、その様子を動画に撮っておくのも先生にとって参考になります。
まとめ
猫ちゃんが嘔吐して急に震えだしたら、いつもの嘔吐とは違うとパニックになってしまうこともあるでしょう。
震えが起こる中でも筋肉低下やストレス、レム睡眠時に起こるものだったらそれほど心配はいりません。
しかし、嘔吐や震えの他にも食欲がなくなったり下痢を起こしたり、意識がなくなる、黄疸が出るなどの症状が見られたら、重篤な疾患が隠れているかもしれません!
おろおろしてしまって病院に連れて行くのが遅くなると、最悪命に関わることもあります。
そんなことにならないように、猫ちゃんの様子をしっかり見てあげてチェック項目を参考にして病院を受診しましょう。
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